今回のお題は
この2つです。

１）フレームワークって何ですか？
２）うちは特別だから・・・なんて言わないで

１）フレームワークって何ですか？

先日、友人と話していたら
「フレームワークって何？」
って聞かれました。

ご存じない方も
いらっしゃるのかなと
感じたので
書いてみようと思います。

フレームワークというのは
考え方の枠のことです。
観点・切り口と言っても
良いかと思います。

例えば
マーケティングのフレームワークとして
「マーケティングの4P」
と言ったりします。

4Pとは
Product（製品・商品）
Price（価格）
Promotion（プロモー ション）
Place（流通）
のことですね。

商品やサービスを販売するときは
少なくともこの4つの観点で
考えることが必要です、
というものです。

この「マーケティングの4P」という
フレームワークを知っておけば
モレやダブりなく
スピーディに考えることができます。

この他にも
フレームワークは
いろいろとあります。

人によっては
フレームワークを
多く知っておくことが
必要という人もいますが、

Googleで検索すれば
フレームワークが
いろいろ出てくるので、

必要に応じて
検索して
調べて使いながら

だんだん親しんでいけば
良いと思います。

ちなみに、
もうすでに皆さんが使っている（であろう）
フレームワークもありますよ。

人間の要素である
「心・技・体」
なんてのも
フレームワークの1種ですね。

こんな風に気軽に考えて
フレームワークを
使ってみてくださいね。

２）うちは特別だから・・・なんて言わないで

経営者の方と話していると
人によっては
こんな言葉を聞くことがあります。

「うちの業界は独特だから
　他の業界の事例は通じないんだよ」

「よその会社ではうまく行っても
　うちの会社は違うんだよ」
なんて・・・

確かに
それはそうかもしれません。

でもね、
逆に言うと
まったく同じ会社って
1社もないですよね。

こういう
言い方をする人には
他社の事例を
自分の会社に
うまく適用できない、

もしくは
過去の成功体験から
抜け出せない
方が多い・・・

気がします。

ハーバード大学の教授
ロバート・カッツ氏によると
マネジメントに必要なスキルは
次の3種類です。

テクニカルスキル
->業務遂行において、必要な知識や技術

ヒューマンスキル
->人間関係を構築し、望ましい働きかけを選択・実行する技術

コンセプチュアルスキル
->状況を構造的、概念的に捉え、課題の本質を見極める技術

トップマネジメントに近づくほど
コンセプチュアルスキルが
必要と言われています。
(「カッツ・モデル」という考え方です）

「うちは特別だから」
と言って、考えることを放棄しないで

他社の例を踏まえて
自社にどう展開できるか
コンセプチュアルスキルを磨いて
変化の速い時代に
ついていきたいですね。